INTERVIEW

プロセス技術課
A.Y.さん
- Question.01 仕事内容は?
- 東北イノアックの多様な製品の生産設備を導入する際に発生する設置や更新作業を行っています。
といっても現部署に配属されたのは少し前のこと。入社後の4年間は生産設備の不具合を改善・解決する工場管理、その後の2年間はウレタン製品の生産に携わり、今に至ります。工場管理で学んだ主に電気系統の知識、またものづくりの現場で実践した改善活動などは、今の業務にも役立っています。
現在注力しているのは、さらなる知識のインプットです。東北イノアックで生産している製品は、ざっと数えて5,000種以上!それらを生産する設備の構造や仕組み、さらに素材の特性、加工方法などの知識を実務のなかで覚えながら、設備の設置などに関する専門的な技術も身に付けています。 - Question.02 入社のきっかけ
- 就職活動中、企業選びの基準として重視したことが2つありました。地域に長く根差している企業であることと、工業高校で学んだことを活かして生産設備を守る仕事がしたい、ということです。
2つの条件に合う企業として、高校の先生が紹介してくれたのが東北イノアックでした。半世紀以上前から私の地元の近くに工場を構え、地域との関わりも深い企業であることを知り、入社を志望しました。
入社前の希望が叶い、これまで生産設備に関わる業務に携わってきました。部署を異動する際には私の希望をヒアリングし、会社側とのすり合わせをする打合せも設けられ、感情のミスマッチなくスムーズに新たな配属先へ移ることができましたね。 - Question.03 仕事のモットー
- 生産を統括する管理者と生産の現場に立つ作業者、両方の意見を大切にして設備の調整を行うことです。
私たちプロセス技術に設備の設置・更新依頼をするのは、主に管理者の方々です。仕様などの客観的な情報は管理者から得られますが、実際生産に携わる方が感じている作業効率や操作性などに関して、少し感覚が違っていることがあります。そのため現場の作業者に情報収集を行い、管理者からの要望とすり合わせることで、生産に携わるみんなが納得できる最適な調整を行うよう心掛けています。
私にはウレタン製品の生産に関わった経験があり、当時「この工程をもっと改善したい」などの思いを可能な限り実践してきました。その時の感覚も実は役立っていますね。 - Question.04 仕事のやりがい
- 私自身の気づきによって、トラブルが解決できた時にやりがいを感じます。
以前工場で電気系統の設備不具合が起きてしまい、何時間たっても原因が見つからないことがありました。そこで、これまでの経験を振り返って原因となりそうな箇所をピックアップし、設備の下流部分から徹底的に調べていったところ、原因となっていた“接触不良”が見つかり無事生産を再開させることができました。
こうしたトラブルへの対処法は、知識と経験の数がものをいいます。これからもたくさんの経験を通して、多様なトラブルに対処できるだけでなく、トラブルを未然に防ぐ改善スキルを身に付けていきたいです。 - Question.05 社内のコミュニケーション
- プロセス技術のメンバーは、私が師匠として尊敬している大先輩と、とても優しい中堅の先輩と私の3名です。先輩2人はこの道のプロフェッショナルなので、分からないことは何でも話をして相談にのってもらっています。
自分のアイデアや意見も言いやすい雰囲気なので、臆せず先輩方に提案をすると柔軟に受け入れてくれて業務に活かすことができるので、そういった面でもやりがいを感じます。
社内では同世代との交流も盛んで、さまざまなタイミングで仲良くなれます。休憩中などに、他部署でもフランクに雑談の輪に入れてくれる方も多いんですよ。そうしたシーンに遭遇した時に、東北イノアックには世代や部署の垣根を感じさせない、風通しのよい社風が根付いていると感じます。





東北イノアックは素材の会社なので、お客様のご要望に合う新素材の開発も行っています。プロセス技術からの視点として、そうした素材を加工する方法も見直してみたいと考えています。
たとえば新しい設備を導入して自動化を推進したり、新しい手順を開発したりする方向性があると思います。さまざまな条件面を考慮して実現可能かを見極めながら、会社にとってメリットがあると思ったことはどんどん提案していきたいです。