INTERVIEW

Vol.5

素材、だから、樹脂の新しい「顔」が見てみたい。

開発技術部 Y.S.さん

開発技術部
Y.S.さん

Question.01 仕事内容は?
自動車の樹脂部品を量産するまでの生産準備を担当しています。具体的な業務としては、最初にお客様からいただいた図面についてレビューを行い、修正を加えて最終的な図面を仕上げます。その後、協力会社に金型作製を依頼し、出来上がったら樹脂成形試作と同時に工程作成を行い、量産への準備を整えます。受注した部品1つ1つに担当者が決まっていて、基本的にその担当者が同じ部品の一連の業務を担当します。
業務のボリュームは、樹脂成形試作の割合が大きいです。試作品づくりはなかなか1回で完了することはありません。お客様からの要望や提示された条件に到達するまで、トライ&エラーを繰り返して精度と品質を高めています。
仕事内容
Question.02 入社のきっかけ
幼い頃からものづくりが好きで、就職するなら製造業に就きたいと思っていました。製造業に絞って就職活動をするなかで東北イノアックの企業説明を受けた際、身の回りの日用品も生産している会社だと知りました。日用品なら自分が関わったものが目につきやすく、仕事のやりがいを感じやすいのではないかと思い、入社を希望しました。
実際に配属されたのは自動車関連でしたので、当初は多少のギャップがありました(笑)。しかし、さまざまな知識や技術を身に付けたうえで試行錯誤する業務内容に私の探究心がくすぐられ、すぐに熱意とやりがいを感じながら業務に取り組めるようになりました。
入社のきっかけ
Question.03 仕事のやりがい
自分が担当した自動車部品を街で見かけた時です。「自分の関わったものを見てやりがいを感じたい」という入社当時の望みを叶えることができました!
私は生産準備担当なので、私の業務が終わってしばらく経ってから量産された部品を搭載した自動車を見かけます。これまで担当した自動車部品はいろいろな種類がありますが、特に外装部品はよく目につきますね。車両後部の上側にリアスポイラーという部品が付いているのですが、私が担当したものを付けた自動車はたくさん走っているので、見る度に嬉しくなります。
仕事のやりがい
Question.04 東北イノアックに感じる
「挑戦のマインド」
東北イノアックは、日々の気づきからの改善やトラブルの再発防止など、改善活動にチャレンジしやすい環境だと感じます。
たとえば、自動車部品にはいろいろな部品が組み付いていますが、その一部が抜け落ちるミスがあったとします。そんな時は、工程を作成した私たちと生産の方など部署を横断したメンバーで協議し、具体的な再発防止策を考案して早急に改善を行います。
こうしたスピーディで確度の高い改善活動が質の高いものづくりとして結実し、お客様からの厚い信頼に繋がっていると感じています。
東北イノアックに感じる「挑戦のマインド」
Question.05 自分が社長だったら
トライしてみたいこと
日本は少子高齢化が進んでおり、今後は工場で働く人の数も減ってくるでしょう。そこで工場に一部導入しているロボットをもっと採用してさらなる自動化を進める、またITをもとに製品を管理するなどして、未来的な工場にシフトさせたいです。
自動化やIT管理ができる工場は省人化が促進できるだけでなく、人為的ミスのリスクも低減します。さまざまなメリットを享受しながら、より効率よく高品質なものづくりにトライしてみたいです。
自分が社長だったらトライしてみたいこと

素材の会社だからこそ、挑戦したいことは?

素材、だから、樹脂の新しい「顔」が見てみたい。

素材、だから、樹脂の新しい「顔」が見てみたい。

新しく開発された樹脂素材を評価する業務のサポートを行っており、新素材に関する知見を深めています。
興味深いのは、素材によってそれぞれ「顔(性格)」が違うこと。樹脂が流れる様子や成形後の状態などにさまざまな違いがみられます。そうした違いを把握しておけば、いつか新たな生産準備を立ち上げる部品に対して「あの「顔」を持つ素材を使ったらどうなるか」など、自分の引き出しの中により多くの選択肢をストックすることができます。新たな選択肢を試したらどんな製品ができるのか、ワクワクする考えを膨らませながらサポート業務を続けていきたいです。

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